淑美の短歌日記2021年新春

「頼らぬ」と定めた初春あったけど改心しました「上手に頼ろう」 親類に丑歳居るか指を折るあなた居ないが娘婿還暦 コロナ故いつものメンバー集えないのんびり静かな丑年初春 初詣行かない正月初めてよ手足の不自由言い訳にして コロナ故出かけぬわけではありません 初詣皆が出かけた留守の間に…

続きを読む

淑美の短歌日記2020年10月  リンパ浮腫 自死 十三夜

  掌の手術の恨めしやリンパ浮腫テラテラ光る          左手手根管症手術二回の後遺症か   淑美さんの手にメロンパンできたよとデイサービスのスタッフが撫でる  ×印交互に張られた椅子の列どちらに座るか一瞬戸惑う           銀行も診療所も待合室は いつもなら空席の無いクリニック人影まばらで×印にぎやか 猛暑耐えこ…

続きを読む

電子本発刊  「デジカメ片手の歌日記」

注目 !!  電子本発刊しました 一昔前にたどった外つ国の風景短歌を終活電子本  題名   デジカメ片手の歌日記   発売 アマゾン、キンドルストアにて 価格 五百五十円 ハワイ、中国、カナダ、アメリカ、トルコ、ニュージーランド、フランス、スイス、ドイツの…

続きを読む

淑美の短歌日記2020年9月 稲田, 浴衣浴衣

市街地を抜けた山あい稲刈りをしている田んぼ予想外です            久里浜駅の近く.デイサービスに通う道 横須賀に住まいて二十年初体験ね田んぼ見るのは 蛙も鳴くし蛍も飛ぶとタクシー運ちゃん自慢げに言う 広くはない運動場ほどの区画だが昭和の原風景息づく空間 一週に一度の通い路道の辺の田…

続きを読む

淑美の短歌日記2020年8月

夫おきて先立つ女の詠んだ歌先立たれた女が読んでる夜更け はらりポロリバサリとすぐ落ちる独り留守居の心細さよ         まだかがめないから自分では拾えない あなた逝ったあの日の二十四時間また反芻独り居の午後 オーブンの扉を開けた熱気です十五時未だ外は真昼間 お犬さん足の裏暑くはないですか飼い主はびっちり防熱姿 肩断裂上がらぬ腕に合わせた…

続きを読む

 淑美の短歌日記2020年7月 退院後二日で再入院  虚血性大腸炎

                病院は浦賀湾沿いの海縁 強烈な腹痛に下血油汗退院の夜またも災難 この症状三年前にもありました持病になっては嫌だとつぶやく         虚血性大腸炎とか 好きな料理作ろうと揃えた食材がまたもなるのか賞味期限切れ         一週間から十日の入院とか 行く先ざき看護師困らす私の血管細いし逃げるし針が入らぬ       …

続きを読む

淑美の短歌日記20年5月6月    不覚にも入院2ヶ月 胸椎圧迫骨折

一瞬の不注意でした腰骨の圧迫骨折息止まるかと         幸い、孫息子が居たから抱えて起こしてもらった 転び起き尻餅つき起き生きてきた暮らしの付けか圧迫骨折      転んだ瞬間は痛いが後は支障が無かったから医者にも行かなかった 年甲斐も無く踏ん張り過ぎた独り暮らし後の祭りと詮無い後悔 恥も意地も役に立たないこの痛さ圧迫骨折老いのレッテル 八十年こんな…

続きを読む

 淑美の短歌日記2020年4月 痺れ、君子蘭 コロナ

白マスク10枚ほどが干されてる施設に勤める女性のベランダ 人影の途絶えた街の写真ばかり紙面に目立つ緊急指令後 膝の痛み手指の痺れにさいなまれそれでも聴いてるコロナのニュース 平素でも外出しない私だが不要不急の中身にこだわる どのチャンネル回しても阿部さんの声姿緊急指令発令の宵 先端の紫の小花愛らしい風に運ばれ3度目の春 ざわざわと猛り吹…

続きを読む

淑美の短歌日記2020年弥生 コロナ、令和の鎖国

3ー8国際婦人デーは誕生日貴方を越えたと一人で乾杯 鱒の寿司二人で食べるが習慣だった貴方居なくてもネットで取り寄せ 八十二歳赤飯買って食べてるが一パック一人じゃ多すぎるよね 東西の菜の花畑輝いて未熟なれども 初ヒバリの声                       史上初早い桜の開花とか皮肉にも雪が散らついている コロナ禍に見る人も無し桜花満開待つ身をいた…

続きを読む

淑美の短歌日記2020年2月  するも難儀されるも難儀、雪風

 淑身の歌日記 二〇二〇年二月  するも難儀、されるも難儀  十一月末の手根管症手術の傷跡は癒えたのに,その近くに体液の溜まった瘤状のものが でき、正月早々に破裂。じくじくと体液の滲出が止まらなくなった。 開いてきれいにすることになり一月末に再手術。全くの想定外の入院生活を送る羽目になってしまった。  肩盤断裂の古傷、膝の痛みも加わってさすがの私も落ち込みがち。 そして思った。 …

続きを読む

淑美の短歌日記2020年1月  No2

  日暮れ早しカーテン引くと窓辺に立てば彼方に浮かんだ睦月満月 まん丸のレモンイエロー満月が家々覗き微笑んでいる 満月に目鼻口耳書込めば微笑んでいるあなたのお顔ね ポッカリと睦月満月浮かんでる何かいいこと教えておくれよ 術後できた手首のこぶが破裂して体液とう液体じくじく染み出ぬ 病院の帰途のタクシーのドライバー誇らに見せぬ八十八箇所        <昨年の鏡…

続きを読む

淑美の短歌日記2020年1月 片手でお節料理

  謹賀新年  つたないブログですが、今年もごひいきくださいませ 枯れ枝と思ってた蝋梅四輪開き初日に香る令和二年だ 父さんのやってたことを思い出し息子に教える正月支度 父さんはこれ買ってたと息子に教え見えないように涙一粒 父さんの座してた椅子に腰据えてしめ縄に御幣つけてる息子 無愛想な次男はぼそり「掃除機どこか掃除してやる」 酢の物…

続きを読む

淑身の短歌日記2019年12月  左手手根管症手術入院

早朝の指の痛みを訴えるあなたは居ないこれ罰なの        手根管症の診断 「めっちゃ」とう語好きではないが破れかぶれ「めっちゃ痛いよめっちゃ痛いよ」 この痛み今夜だけだと思っても波状攻撃ちとひどすぎる        明日手術 3年は短いのだろか長いのかなじみの看護師ほとんど皆無         3年前くるぶしの手術で入院 顧みれば全身麻酔は4度目ね今度の…

続きを読む

淑美の短歌日記2019年9月

庭の隅彼岸花二輪咲きました深紅じゃないのかすかな黄色 リコリスなのね 曼珠沙華の赤の派手さはないけれど姿あでやか黄の彼岸花 アンビュランスの音が聞こえる菊の節句救急の日今朝もやっぱり ランタンの灯り一つに君の顔独り留守居の闇は黒々       台風十五号、停電20時間 濡れタオル首に巻いて猛暑の日電気依存の危うさ思う …

続きを読む

淑美の短歌日記2019年7月、8月

蛍狩り今年はお誘いありません先達癌で入院中とか カラダ中巡る毛細血管思いつつ眺めています気象河川図 全国の河川のありか示す図に国土と民の支柱を確認 鯨解禁思い出します晦日の鯨鍋田舎の厨 四つ足の獣は食べぬと言いながら母は好みぬ鯨のすき焼き 昨年の災害の始末も終えぬのに豪雨が追いつき追い越していく リハビリの部屋の机上にバラ数輪黄色の一枝…

続きを読む

淑美の短歌日記2019年6月

何年ぶりか月下美人の花開く何故今年何故今なの 晩年は庭の花々愛でた君と共に観られぬ純白芳香 平成の30年間ではびこった「拡大自殺」とうおぞましき愚行 運命というには惨(むご)過ぎバスを待つ児童襲った男の狂気 周到な準備の業か一瞬の狂気の故かいずれも不可よ 懸命に日米友好のシナリオを演ずる首相の本心を見たし            トランプに迎合しす…

続きを読む

「七十路女のイリュージョン題詠一四〇〇首」電子書籍出版なる

  https://news.biglobe.ne.jp/economy/0603/dre_190603_9482156918.html 題詠歌集『七十路女のイリュージョン』(電子書籍版)発売のお知らせ!strong> 21世紀国際文学賞(短歌部門)金賞』受賞歌人・諏訪淑美による珠玉の一四〇〇首を収録。 株式会社牧歌舎は2019年6月1日、題詠歌集『七十路女のイリ…

続きを読む

>淑美の短歌日記2019年5月 元号替わり 、令和、アマリリス 

夜のうちに花茎伸ばしてアマリリス 大輪の赤花慶賀の朝です 天皇の代がわりに神器の果たす役我が家のそれに当たるは何ぞ 今まさに時代の呼び名変わる刻晦日の鐘を心奥に聴く 早々と元号替わりに先駆けて我を置き去り逝ったのねあなた 平成の30年終わりぬ二人で作ったアルバム一人繰る悔しさ 「令和令和始まりだよ」と独りごち布団蹴飛ばし立ち上がる朝 …

続きを読む

淑美の短歌日記2019年4月

満開の桜便りを嘲るか寒の戻りの朝風が吹く 季節ならぬ雪が昨日は降ったけど満開の桜あちこち健在 治療台の窓から桜眺めつつ入れ歯の歯形取られております よかろうと服の入れ替え終わったが背中うそ寒く衣装箱まさぐる 衣替えあなたの服は仕舞わない頬ずりをして袋に仕分け 花見にもナイター行くのも寒いわね明日は年号決まると言うよ …

続きを読む