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藻の揺れる水槽に我住まうかと錯覚起こさす素ガラスの窓 遮光するカーテンはずせば窓の中 飛び込む木々に心が揺れる 遮光カーテン透かして見慣れた風景の 緑がまぶしい素ガラスの部屋 遮光するカーテンはずした窓際で お外に電気があると孫言う 夜、テレビの天気予報を見ていて思った。 「そうだ、明日はレースのカーテンを洗濯しよう。」 「明日早起きしたら 、レースのカーテンをはずして置いてね」私が言うと 「酔っぱらってるから、忘れるかもーー」と夫。 メモを書いて、テーブルの上に置いて寝た。 翌朝目覚めてリビングの窓を開けた途端、待っていたように夫が言った。 「金魚鉢の中にいるみたいだよ。落ち着かないよ。」 窓の方を見ると、いつもは白いレースの遮光カーテンを透して見ている庭の木々の緑がやけに濃く、金色の朝日を受けて光っていた。 いつもよりぐっと間近にあるように見える。 東と南両面に広く開いた窓の、素ガラスを透して見える木々の葉が風に揺れると、確かに金魚鉢の中にいるような気分になった。 周囲の緑がワッと押し掛けてくるようで、確かに、夫が言うように落ち着かない、そわそわした気持ちがして、そこにいるのが嫌になった。 しばらくして小学1年生の孫娘が二階から降りてきた。 「ゆーめちゃん、今日はちょっと様子が違うでしょ。何故だと思う?」 たずねると、窓際に立っていた彼女が言った。 「お外に電気があるんだもの」 部屋の中まで射し込んでいる赤みを帯びた太陽の光りが、外に電気が点いているような錯覚を彼女に起こさせたのだろう 。 レースのカーテンは、初夏、夏の終わり、暮れと大体一年に三回は洗うから、はずしたのは今回が初めてではない。 しかし、今日のような不思議な感覚を覚えたことは、今まで無かった。 思うに、これは偶然に重なった要素、すなわち 少し南に傾きかけた太陽の朝の光り、昨夜の雨のせいで湿気を含んだ空気、そよ風、ガラスによって起こるかすかな光線のゆがみなどが相まって演出されたひとときの幻視の世界だった。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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小学一年生にとったら、太陽と電気の違いが解らないんですね。 |
Hbar 2006/09/03 20:09 |
変なコメントを思うが侭に出してしまいました。 |
Hbar 2006/09/03 20:16 |
Hbar さん、コメントありがとうございます。 |
六十路独り言 2006/09/03 22:27 |
「金魚鉢」「お外に電気」。おじいちゃん、おばあちゃん、お孫さん、みんな詩心があってすばらしい。 |
首藤 2006/09/03 22:49 |
言う事なし。お孫さんとの会話。部屋の雰囲気。御主人との会話の様子。 |
TH 2006/09/04 13:23 |
先日、読んでまた訪ねてきました。 |
Tatehiko 2006/09/06 12:35 |
Tatehiko さん、こんばんはーー |
六十路独り言 2006/09/06 22:08 |
コメントいただきありがとうございました。 |
夢心地 2006/09/08 09:57 |
夢心地さん、コメント有り難うございます。 |
六十路独り言 2006/09/08 13:51 |
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