淑美の短歌日記2019年4月
満開の桜便りを嘲るか寒の戻りの朝風が吹く
季節ならぬ雪が昨日は降ったけど満開の桜あちこち健在
治療台の窓から桜眺めつつ入れ歯の歯形取られております
よかろうと服の入れ替え終わったが背中うそ寒く衣装箱まさぐる
衣替えあなたの服は仕舞わない頬ずりをして袋に仕分け
花見にもナイター行くのも寒いわね明日は年号決まると言うよ
皐月賞名残の桜舞う下をそれぞれの馬それぞれの走り
新しい年号の出典万葉の詞書に我が名の漢字見つけぬ
淑やかな女性に育てと父親が名ずけた「淑」の字万葉に見ゆ
かの旅人が記した詞書の中にあり命長らう「淑」の字愛しや
言霊が真実ならば歌を書く我に宿りて精進させてよ
年号が変われど何も変わらない人それぞれがけじめつけるか
共に住む孫は新任2年の担任東京の孫は小2に進級
リハビリに集える仲間の最高齢訊けば百一歳前途遼遠
関節の軟骨すべて消費して骨と骨とが軋む八十路よ
娘さん何歳ですかに答えれば母と同じと介護士笑う
母上が娘と同じ年なればあなたは私の孫になるのね

"淑美の短歌日記2019年4月"へのコメントを書く