七十路半ば淑美の独り言 

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zoom RSS 日本の歴史を読み詠む47<織田豊臣政権2>石山炎上

<<   作成日時 : 2016/06/25 10:43   >>

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日本の歴史を読み詠む47<織田豊臣政権2>石山炎上

大阪湾封鎖 織田海軍 勅命講和 惣赦免 楽市都市の創造

< 大阪湾封鎖 >



大坂石山本願寺は小高い地に建てた水上の御堂なり
前には蓮の花咲く地水、後ろには船を浮かべ蜀をともす

その有りかは東区法円坂町一帯か大阪城の本丸あたりか諸説あり


方八丁の城郭のほか端城51か所持つ決戦体制の構え成したり
年ごとに5万石の年貢を集めぬ

信長軍は刈田,麦のなぎ捨て放火を繰り返し広範な焼土作戦にて封じ込めぬ


初戦は川海をめぐる激戦水上からは荒木村重らが「川手の連絡を遮断」


南の難波口からの海上交通は数千町の鉄砲乱射して切断〈1576年)


石山援護のすそ野は広く越中越後などより米みそ宗徒送られぬ


顕如の檄文は南は筑後、北は武蔵から越後など船路山路を運ばれたり


九鬼氏の大船6艘滝川氏の大船1艘伊勢より熊野灘に乗り出したは1578年


雑賀淡路などの紀、泉の門徒水軍も出動し想像絶する迎撃戦なりしと


毛利水軍の雄や備後小早川水軍安芸水軍ら800艘程の大船団は
  
                     織田方の海上包囲網を突破す


毛利水軍はその基底に安芸門徒による一向一揆の動向を内包しおり


長島の手痛い体験基に顕如のとりし施策は制海権の確保と軍資保証


策の実行に中国衆紀州衆の鉄砲と船兵糧と人の動員行いたり


大坂の生命、制海権は紀州門徒の動向にかかりたり


紀州一向宗は紀ノ川下流のデルタ地帯有田川日高川の下流から海浜一帯に分布


「一流破滅」の危機に際しても顕如は法主への反逆者の戦争参加を拒否
いたずら者、自由の企てするもの、己が分別主張する者ども


大坂包囲網の武将松永久秀大和信貴山城に反旗かかげぬ
2か月後松永一族滅びぬ中国戦国時代の名残


<織田海軍>
織田海軍は伊勢大湊にて2年近くかけて作られぬ
堺平野からの膨大な物資供給を受けて


九鬼水軍は地域海賊集団から統一政権下の海上軍事力の主力として編成されたり


信長堺の津に人々集め「大船御覧」の1大デモンストレーション行いぬ
九鬼義孝織田海軍の武将としてお披露目


毛利水軍600艘大阪湾の制海権の再度奪還目指すも大船の大鉄砲に壊滅


紀州海浜から大阪湾経て瀬戸内海に連なる門徒一揆の連帯の道断ち切られぬ


石山戦争支え続けた門徒らの広い裾野崩れ去り織田毛利の対決の行方も決まりぬ


摂津の国を統括する有田(伊丹)城の荒木村重は従兄の中川清秀とともに逆心
          大阪本能寺と盟約結び毛利とも結託


荒木の勢力圏は神崎川の中上流に広がる有力摂津門徒の拠点なり
摂津門徒の一向一揆の動向

荒木の乱信長には深刻な打撃にて主力軍を総動員し一方では大坂方毛利方に
講和策積極的に働きかける


信長は荒木一族に京都空前の大虐殺を行いたり


これ「時の冥加」に背き反逆した武士階級への「天下」の見せしめなり



画像






    <勅命講和>

一向宗との最終戦争に信長とりしは「根切り、なで斬り」でなく講和策なり


1579年内意(女房奉書)にて講和示され1580年正親町天皇の
                     「叡慮」として講和策示さる
講和条件は全七カ条

大坂方惨たる敗北なり第一条で「惣赦免」2、5、6、7条で「大坂退場」
                      繰り返し強調されぬ」
退去の期限は7月


この講和行うにあたり天皇家の権威丸ごと織田権力に動員されたり


信長は「天皇も親王も大坂退場を希望」と言い、法敵信長への屈服ではなく
叡慮への従順故の退去と理屈付ぬ


<惣赦免>

本願寺方は顕如、教如連盟の誓約書出しぬ


これ、信長方の条件を禁裏様の命令として受け入れる無条件降伏なり


講和なりても地方の一揆行動は治まり難し信長ここにも叡慮の利用価値認めぬ


赦免は天皇、御門跡様の仰せとして抵抗を封じ込めんとしたり


加賀の江沼、能美二郡の返還期待する法主は加賀の門徒に「矢止め」(停戦)を指令す


<石山炎上>

大坂寺内に内紛勃発紀州門徒さえ法主の意志越えて動き出しぬ


信長は満を持して動かず勅使は法主の行動を監視す
勅命に従うか背くか


四月九日顕如は大阪を退去し紀州雑賀の鷺森御坊へ落ちぬ


顕如の息子教如中心となりて内輪の乱起こしぬ


顕如は教如をかばいて言いたり「取り巻き連にそそのかされた」と


信長は武将たちに諸国の一向一揆との一斉矢留め(停戦)を発令


教如大阪城外の門徒に新たな決起を呼びかける檄文送りぬ


教如の檄文は五〇通を超え各地に広がりぬ


「これいたずら者の所業」と蓮如は火消しに懸命なり


織田方の先鋒柴田勝家は金沢御坊を攻め坊は織田軍の手に落ちたり
加賀越前金沢御坊は最後の大阪領国の拠点


三〇〇人ほど捕らえられ七カ村は三年の間荒れ地となりぬ


一五七八年金沢御坊に次いで播州一揆の中枢栄賀御堂も落ちぬ


摂津の塚口御坊も占拠されたり


顕如は「新門主」教如と親子の縁を断ち弟光昭を嗣子としぬこれ准如なり
宗門延命策か?


教如の抵抗は軍事的にも政治的にも完敗本能寺の中枢は東西分裂への亀裂はらむ


顕如退出後三カ月の抵抗の後淡路雑賀の迎船に守られ教如大阪を去りぬ


蓮如隠居所として建てた石山御堂「一宇防舎」以来八十五年寺内より火を発し石山は終焉


証如山科より移りて四十五年の春秋後夜昼三日黒雲となって燃え続けしとか(信長公記)


船にて逃れたという青年教如の行くへはぷつりと絶えぬ


教如退去の日顕如は天皇と親王に感謝の贈り物捧げぬ


翌年の終わり天皇と信長は諸国門徒に鷺森参詣の自由を公許す


戦わぬ本願寺の再生、王法為本への回帰は信長の策謀「惣赦免」の見事な完成なり


      < 楽市都市の創造 >


大坂本願寺は渡り人を脈管として北国、東海、近畿、中国の諸地域に
    したたかな根張りいたれば信長は広域にわたる流通路の封鎖策必用とす

渡りとは水の世界に生きる海人、舟人など漁業、流通の担い手たち、
深山渓谷に資材を求め旅する木地、金堀、鍛冶などの技術者集団
土地無き非農業


信長は一向一揆地帯の中心をなす港湾都市を直轄化しぬ
草津、大津、和泉の堺など


1575年越前一向一揆解体後「織田分国の全域にわたる関所撤廃の政策』発令
1582年武田権力の解体時にも


この政策は河川の船着き場、陸路の要所に設けられた 都市の貴族や土着の豪族の
               関税徴収権を織田権力化に編成しなおす目的


個々の貴族権益はむしろ保護しつつ「関」という交通流通路の統制権は掌握
石山戦争に向けての大きな戦略構想

一向一揆の流通路石山戦争の大動脈大坂通路を破壊して安土通路にする目的なり


全国の関の停止宣言は「水陸にわたる全国交通路の支配権は天下の大役なり」の主張なり


中世以来京の町は比叡山の「寺内」ごときものなり


叡山焼き討ちはこれを根底から解体させるものであった


米の挑発と高利貸し付けの強制は天皇の再生京の町衆組織改造という戦略構想
田畑一反につき米一升、町ごとに125合の利息を毎月進納

楽市楽座の創設は一向宗の一揆拠点の「寺内」解体を目的としたり
寺内近辺の占領地にあらたな市場を作る

<
strong>1577年「安土山下町中」に全13条の楽市令を発布
強行的な町づくり策と商業統制策


この楽市令は敵方の商人職人の吸引ねらう勧誘策なり


安土は住人6000近くあり武士団商人諸技術者集住しいたり


都市の持つ経済機能を安土城下に直結させ分国の経済中枢にする狙い


寺内は農地拡大、諸技術の集中、高次的な富の集積への要求と期待が一向宗徒の
                信心を介して凝縮したもの


寺内は「渡り」人の定着の拠り所でもあり


寺内都市は大名、領主の支配を遮断するところから出発したほとんど治外法権の地なり


大坂寺内は守護の介入を排し領主からの諸賦課をまぬかれた地域
         行政の適用から除外された世界


寺内は以下の論拠で法主が俗世界から勝ち取った世界なり


一向宗(阿弥陀仏)への信仰を預かる法主の権威と王法仏法が論拠なり


各寺内の掲げる「大阪並み」とは大坂本願寺の治外法権世界に準じるということ


石山戦争終結後統一政権の目指したるは土地農民政策(農村政策)と
   
            市場・町民(都市政策)の二つなり


寺内解体は検地と楽市化(城下集住)を通じて強行実現され統一権力は
                 一向一揆との戦争を戦う中で自らを創りあげぬ

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