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短歌雑誌にひしめく数多の歌を読む理屈など言わず好み見つけよう 我思う歌詠みの術を裏付ける 主張見つけて意欲更なり 我が流儀無手勝流との自覚あり はずれたる奥の義歯再びはめられぬ 知己ならぬ人と居るよな窮屈 不用意に口に含んだ飴が犯人 帰りなさいと帰宅促す音楽が 1時間早まり夕日もせかせか 本当は日没早まる故だけど 早まりし初日のとまどい爺と婆 神無月終わり近けれど熱低が 台風に化身と予報が伝える 咲き初めた菊がしょんぼり濡れている この夜に韋駄天走りで駆け抜けるとか 「短歌研究」という名の雑誌の11月号で、「短歌で許される創作の範囲とは」という特集が組まれ、歌人の方々の意見が載せられているのを読んだ。 黒か白かはっきりと断定するご意見はあまりなかったが、中に一つ、僭越ながら常日頃私が思っていることに相通じる御意見に出会って嬉しく思ったので、無断ではあるが、その要点を紹介させていただき、私見を述べてみようと思う。 お書きになったのは、「アララギ」の継承誌の一つである「歌人21世紀」の主宰者である大河原惇行氏で、表題は「事実と表現」。 「勝手に作ればいいのである。 作歌においても、そのように受け止めている。 短歌に許される「創作」の範囲とは何か。そのことを考えて、いよいよとなれば勝手でいいのではないか。 ーーーーーーーー 作品がすぐれていればそれでいい、そう思うのである。 一つのものを見たと感じるか,見ないと感じるか、ここに、人の違いを見るのである。それが受け止めた事実というものだろう.その違いが歌を作らせるのではないか。 ーーーーーーー 作品は、ただそのまま受け止めればいいのである。 そこから先は、詩になっているかどうか。 詩になっていなくてもいい、感動を人に与えるかどうかだが。 それが作る側からすれば、勝負なのではないか。それが言葉による表現なのである。 ーーーーーーーー 歌の解釈及び受け止め方は、己の身丈を出るものでないということだろう。」 ここで言う己の身丈とは何を指すか? 歌を作る人の教養、知識、過去から現在に至る生活環境、人生経験であり、それらが生み出すその人の感性だと私は解釈する。 自分の感性の及ばぬものを歌に詠むことは出来ないだろうし、詠んだとしても、人を共感させ、感動させるものは出来ないだろう。 自分とは感性の幅、深さ、領域のちがう人の歌を読み、心で感じ共感することは難しいだろう。 そうなると、その人の伝えたいことはそっちのけにして重箱の隅をほじるような批評をして、自己納得をすることにもなる。 人それぞれに身丈が違う。 一人の人が歌を詠んだ時、似た身丈を持つ人は、その歌を現実と読むだろうし、身丈の異なる人は創作と思うだろう。 短歌において事実か創作か、それは詠む人、読む人の身丈の違いによる判断であり、相対的なものではないだろうか。 いろいろな人の歌を現実と理解したり、感じ共感するためには、自分の身丈を大きくすることが大切だ。 それでは、自分の身丈を大きくするにはどうすればよいか? 古歌、有名な歌人の歌を読むことは役立つだろう。 しかし、それでは短歌の世界の中での身丈であり、限界は免れないだろう。 短歌人であることに縛られないで、あらゆるものに目を向け、興味を持つ広い視野と好奇心を持つこと、これが大切だろうと考える。 バリアフリーの視点で培われる身丈の大きさこそが新しい短歌の作詠、読みとりの源泉であろう。 暴風雨(しけ)去りて蒼穹映す野比の海 グラデーションの青藍キラキラ 色目違う水の帯連ねて沖に拡がる 野比の地は三浦海岸の一部です 韋駄天の台風去りし砂浜に 遊ぶ親子に秋の日燦々 日曜の午後です犬も嬉しそう 台風一過観音崎より眺めれば 房総半島くっきり近し 鋸山峰の凹凸露わです |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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私の所属する「日本海」の指導者、田中要さんが「短歌21世紀」の選者でもあります。今、短歌は新しい表現を求めて暗中模索の状態です。結局は「歌はその人の人生の軌跡」で、それぞれが自分流に詠み、それに共感するかどうかは読者任せです。六十路さんのおっしゃるとおりです。 |
首藤 2007/10/27 16:26 |
こういう記事を読むと・・・考えさせられますね。 |
Tatehiko 2007/10/27 22:38 |
「己の身丈」、とてもいい言葉だと思います。 |
とんぼ 2007/10/27 23:33 |
あいかわらず、そそっかしくそのままアップしてしまいました。 |
とんぼ 2007/10/27 23:34 |
首藤様いつもありがとうございます。 |
六十路独り言 2007/10/28 10:43 |
Tatehiko 様ありがとうございます。 |
六十路独り言 2007/10/28 10:50 |
「身の丈に合った暮らしを」と私も母に言われました。 |
六十路独り言 2007/10/28 11:00 |
おババさん、顔写真が出ましたね。 |
Hbar 2007/11/01 08:17 |
身の丈に合ってと言われても、短歌や俳句は本当に難しいです。 |
多摩三郎 2007/11/01 10:20 |
Hbar 様ありがとうございます。 |
六十路独り言 2007/11/01 13:52 |
多摩三郎様、ありがとうございます。 |
六十路独り言 2007/11/01 14:00 |
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